ダーツの矢から学ぶ「鍼柄の重心とグリップ」

治療

尖ったものを繊細に扱うという点で

鍼とダーツは共通しています。

 

 

■ダーツ業界から鍼に移植できる

ノウハウはないのか。

 

 

ということで今日は

ダーツの持ち手の部分について

少し調べてみました。

 

調べていくと

ダーツの持ち手の形は

以下の大きく5つのタイプに

分けられます。

 

①ストレートタイプ

②トルピードタイプ

③砲弾タイプ

④魚雷タイプ

⑤キャロットタイプ

 

▼簡単にスケッチ

 

 

・①ストレートタイプ

 

細く長いスタンダードな形

重心は中心にありバランスの取れているもの

紙飛行機や槍投げの感覚に近い投げ方向き。

デメリットとして

握りの位置が安定しないことが上げられる。

 

 

・②トルピードタイプ

 

前重心のものが多い

持つ位置によって様々な投げ方ができる。

ストレートより握りの位置を安定させやすい。

 

 

・③砲弾タイプ

 

短いので重心をつかみやすい。

ボールや石を投げる感覚に近い方向き。

 

 

 

・④魚雷タイプ

 

短く前に膨らんでいるもの。

前重心のものが多い。

くびれがあるので持つ位置が定まりやすい。

 

 

・⑤キャロットタイプ

 

後重心のもの

重心が軽く感じられるものが多い

 

 

さらに持ち手の表面の加工は

大きく3種類あります。

 

▼簡単にスケッチ

 

Ⅰ.リングカット

Ⅱ.シャークカット

Ⅲ.カットレス

 

 

Ⅰ.リングカット

 

縦溝で最もオーソドックスなタイプ。

指が引っかかりすぎずザラッとした持ち味

 

 

・Ⅱ.シャークカット

 

溝に傾斜がついていて

しっかりと引っかかるタイプ。

 

 

Ⅲ.カットレス

 

ほとんどカットの無いタイプ。

持ち手そのものの質感が伝わる。

 

 

 

■調べてみて分かったこと

ダーツの持ち手には

鍼の業界よりも深い

色々な個性・こだわりがあり

投げ手によっても

個性・こだわりがあるのだと思います。

 

鍼灸師の使う鍼の持ち手も

ダーツ業界のように

ある程度個性を持たせても

いいのではないでしょうか。

持ち手の研究から

新たな鍼の可能性も

発見できるかもしれません。

 

▼今回参考にした

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