膝に溜まった水や血は抜くべきなのか?

治療

▼ある患者さんからの質問

 

「膝に水が溜まっているといわれました。

抜いたほうがいいのですか?」

 

<答え>

いろんな考えはあるでしょうが

私は抜かないほうがいいと思います。

 

■注射針の先端の処理は甘い

 

鍼灸師の使う鍼ほど

注射針の先端は整っておらず

なおかつ太いです。

神経や組織を傷つけたり

感染のリスクも考えられます。

 

■水は溜まるべきして溜まっている。

 

水が溜まる、熱を持つ、痛い

動かしにくい、赤くはれる

 

といった症状は膝に炎症を起こし

血液を膝に運び元の状態に

戻そうとしているサインです。

 

せっかく元の状態に戻そうと

体が頑張っているのに抜いてしまっては

本末転倒になりかねません。

 

また膝に負担がかからないための

クッションの役割として

水は溜まっているとも考えられています。

 

確かに腫れによる痛みは

一時的におさまるでしょうが

原因が治っていなければ

また元に戻ると思います。

 

炎症の原因は何なのかを検査するために

必要な場合もありますが

基本的に抜かずに原因を解消することが

膝の痛みの解消には

一番効果的でリスクの低い

治療だと思います。


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