「それでも利用者さんは通ってくれる」症状が治らないのに鍼灸を選んでくれる理由

治療

私の治療では残念ながら

症状が良くならずフェイドアウトされる

利用者さんもちろんいらっしゃいます。

 

しかし、非常に心苦しいのですが

症状が良くならないのに

鍼灸をずっと継続してくれている

利用者さんもいらっしゃいます。

 

鍼灸では難しい症状だということも

あるのですがやはり心苦しいものです。

 

■何度治療しても症状が改善できない。

これでお金を貰っていいのだろうか。

 

 

自問自答に耐え切れず

 

「私の力では良くできないかも知れません」

 

と利用者さんに伝えたこともありました。

 

「この一言で利用者さんとの

縁が切れてしまうのではないか。」

 

と言う不安より

 

「この一言で利用者さんの

希望を断ち切らないか。」

 

という不安のほうが強く

非常に慎重にお伝えしたのですが

それでも継続していただいています。

 

継続していただいている利用者さんからは

 

「お医者さんでも

原因が分からないと言われた症状だから

対応してもらえるだけでもうれしい」

 

「先生と話をすると楽しい。なんか胸がすく」

 

「何か私には鍼灸が必要な気がする」

 

「現状維持だけでもいいじゃないか」

 

「いろいろと治療を

考えてもらうだけでも嬉しい」

 

といった暖かいコメントを

かけていただきました。

 

ありがたさや、不甲斐なさで

複雑な気持ちになってしまいました。

 

こちらとしても治療が心苦しいですが

もっと苦しいのは利用者さんですよね。

 

信頼していただいている利用者さんを

少しでも元気づけられるように

しないといけませんね。

 

私はまだまだ未熟者です。

 

治療の知識も技術ももちろんですが

なにより利用者さんの支えになれるスキルを

磨いていかなくてはいけませんね。


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