湿布薬は
痛みの物質を作らなくしたり
皮膚を刺激して
痛みを緩和したりする薬であるので
直接原因を治すものではありません。
■ではなぜ痛みに湿布を使うの?
湿布には大きく分けて2種類あり
それぞれ作用の仕方が違います。
▼2つの作用
①:皮膚に成分を作用させるもの
②:皮膚を通じて体の中に
成分を浸透させるもの
①:皮膚に成分を作用させるもの
代表的なもの
・サロンパス
・(普通の)パテックス
・トクホン
などなど
これらは皮膚から冷感を与えて
痛みを和らげたり
皮膚を刺激して
血管を拡張させる効果を期待しています。
実際に体の中に
成分を浸透させるわけではなく
あくまで皮膚に作用して
効果を期待するものです。
②:皮膚を通じて体の中に
成分を浸透させるもの
代表的なもの
・モーラステープ(直射日光厳禁)
・ロキソニンテープ
・ボルタレンテープ
・バンテリン
・フェイタス
・パテックスフェルビナク
などなど
これは禁煙用のニコチンパッチを
想像してもらうと
分かりやすいかもしれません。
ニコチンパッチは
煙草をやめる為に
依存性のあるニコチンを
煙草からではなく、皮膚からシップで
体に取り込み禁煙をサポートする
アイテムです。
パッチに使われる成分が
ニコチンでなく痛み止めなら
痛み止めの効果が現れるわけです。
■症状にあわせて湿布薬のチョイスを
痛みに対しては
①の湿布よりも②の湿布のほうが
痛みを抑える効果は強いといえます。
②の湿布で痛みが治らない場合は
お医者さんをはじめとする
専門家に相談することをオススメします。
私も力になれることがあれば
協力させていただきますので
お声かけいただければと思います。
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