ナポレオンズ、マギー司郎という方々を
ご存じでしょうか?
ユニークな手品をしながら
漫才を披露するコメディアンです。
御両名の手品は
タネも仕掛けもグダグダです。
誰でもできるもので分かりやすいです。
手品は、いかにタネも仕掛けもなく
不思議に見せるかが基本となる芸ですが
マギー司郎やナポレオンズは
その基本はほぼ無視した
ネタばらし手品を披露しています。
基本を無視したものを披露しているのに
マギー司郎もナポレオンズも世間的知名度は
結構なものではないでしょうか。
手品とはこうあるものだという
基本は確かに大事ですが
手品業界には手品師が
それは大勢いるでしょう。
そのなかで成功するには
基本に忠実にやっただけでは
難しいと思います。
「ではどうしたらいいか」
マギー司郎やナポレオンズは
差異化を図ろうと
いろいろ考えたんだろうと思います。
考えた末、絶対に舞台では
タブーとされていたネタばらしを
逆にコメディにしてしまうという作戦を
たてたわけです。
基本から考えれば論外な作戦ですが
不思議に見せる手品師は沢山いる中で
他の手品師との差異化を図り
お客さんのスキマ的な需要を
的確に突いたのです。
これって凄いことだと思いませんか?
凄い勇気だと思いませんか?
ちなみに、ナポレオンズもマギー司郎も
手品が出来ないから
あの芸風でやっているわけではなく
しっかりとした正統派の手品ができるうえで
あえてこの芸風を選択しています。
あなたの業界には
同業の方は何人くらいいますか?
その中で
しっかり差異化が図れていますか?
あなたにしかない魅力はありますか?
あなたを選んでもらう理由は何でしょうか?
成功するためには基本は必須ですが
基本を知ったうえで
どう戦略を立てどう需要を作るかまで
考えて動かないと
いつのまにか「選ばれない人」に
なってしまうかもしれませんよ。
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